【色鉛筆画】初心者必見!塗り方の基本テクニックを紹介します

色鉛筆

こんにちは!

写実的な絵を専門としています清和です。

これから色鉛筆画に挑戦しようとしているみなさん、ご存知かと思いますが、満足できる作品を描けるようなるには経験と試行錯誤が大切です。

ですがその前に、塗り方の基本を理解しておくことがもっと大切になります。

すでに絵を描き始めているけど、「なかなか思うように塗れない…。」という方も、もしかしたら基本ができていないことが原因かも知れません。

そこで今回は、色鉛筆の塗り方の基本的なテクニックを紹介したいと思います。

目次

【色鉛筆画】初心者はまず塗り方の基本を覚えよう!

色鉛筆の持ち方

基本的には、普段の鉛筆の持ち方で問題ありませんが、持ち方を少し変えることで濃淡や筆圧を調節しやすくなります。

色鉛筆の持ち方

長めに持って寝かせる

  • 広い範囲を塗るとき
  • さらさらと薄く塗るとき
色鉛筆の持ち方

短く持って立てる

  • 筆圧強めで塗る時

塗り方の基本テクニック

私が普段から使っている塗り方をいくつか紹介します。

  • ハッチング・クロスハッチング
  • 平塗り
  • くるくる塗り
  • グラデーション
  • 重ね塗り、混色
  • 毛並み

初めは難しく感じるかもしれませんが、これからの作品に活かせるよう、ぜひ練習してみて下さい。

ハッチング・クロスハッチング

色鉛筆の塗り方

同じ方向に一定の筆圧で線を描いていく塗り方をハッチングと言います。

髪の毛や動物の毛並みを表現する時にも使います。

色鉛筆の塗り方

同じ要領で、縦→横→斜めと線を交差させていく塗り方がクロスハッチングになります。

色鉛筆の塗り方

クロスハッチングを繰り返すことで、塗り残しやムラを無くして綺麗な面に仕上げることができるので、しっかり習得しましょう。

濃くしたい時は、筆圧を強くしてゴリゴリ塗ってしまいがちですが、これは紙を傷めてしまう原因になるのでやめましょう。

色鉛筆の塗り方

クロスハッチングを繰り返すことで、ある程度の濃さで塗ることができます。

ポイントとしては線と線の隙間を狭くして、同じ筆圧と一定のリズムで塗っていくのがコツです。

平塗り

平塗り

色鉛筆の後ろのほうを持ち、寝かせた状態にして、一定の筆圧で塗ります。

広い範囲を塗る時、塗りつぶす時によく使います。

一番シンプルで簡単そうに見えますが、個人的にムラになりやすいので、私は主に下地を塗る時やムラになっても問題ない時にだけ使います。

くるくる塗り

くるくる塗り

正式な名前はわかりませんが、くるくると楕円を描くようにして塗り進める塗り方です。

クロスハッチングと同じように、比較的ムラ無く塗ることができます。

筆圧の調整もしやすくて、少しの練習時間で誰でも簡単にできるようになるので、ぜひ試してみて下さい。

塗りたい場所や形状、大きさによってクロスハッチングとくるくる塗りを使い分けることで、ムラ無く綺麗な仕上がりになると思います。

グラデーション

グラデーション

筆圧を調整しなが、徐々に薄くしたり濃くしたりする塗り方です。

グラデーションを使うことで、光が当たっているハイライトの部分や、逆に影になっている部分をリアルに表現することができます。

複数の色を使うと、混色グラデーションを作ることができます。

場合によっては、色と色の境界がくっきりし過ぎていると写実的ではなくなってしまうので、写実的な絵を描くのであればかなり重要な塗り方になります。

重ね塗り・混色

重ね塗り

複数の色を上から重ねていく塗り方です。

使いたい色がなくても重ね塗りすることで、自分で色を作ることができます。

一つの色で塗ってしまうより、複数の色を重ねてあげることで色の暖かみや深さが出て、リアルさが全く違ってきますので、しっかり練習して習得して下さい。

私が描く絵は、紙の白を活かす部分や真っ黒の部分以外は、ほぼ重ね塗りや混色をしてリアルさを表現しています。

毛並み

毛並み

色鉛筆の芯を尖らせて、サッとはらうようにして描いていきます。

色鉛筆だけでも毛並みの表現はできますが、もっと細かい描写がしたい、写実的に描きたいという時はとても便利です。

  • 先に鉄筆で凹ませる
  • 後からアートナイフで削る

というテクニックもあります。

私は動物を描くことが比較的多いのですが、毎回この技法を使って生きているような毛並みを意識して描いています。

少しコツと慣れが必要になりますが、この技法を使うことで、かなりのクオリティアップに繋がります。

【色鉛筆画】塗り方に関するQ&A

ムラ無く塗るにはどうしたらいいですか?

広い範囲を一気に塗ろうとするとムラになりやすいです。

まず塗る範囲を決めて、ハッチングやクロスハッチング、くるくる塗りで丁寧に塗ることを心がけましょう。

一通り塗り終わったら、塗った色よりやや薄い色でさらさら塗りでならしてあげると綺麗になります。

色が乗らなくなるのはどうしてでしょう?

筆圧を強くして塗ってしまうと、紙の表面がツルツルになって色が入りにくくなります。

ゴリゴリ塗りはできる限り、仕上げの時だけにしましょう。

アートナイフは難しいですか?

多少のコツと慣れが必要ですが、とにかく練習あるのみです。

コツとしては下地をしっかり塗ってあげることで、重ねて塗った色を滑らかに削ることができます。

まとめ

今回は写実的な絵を専門としている私が、普段から使っている色鉛筆の塗り方の基本テクニックを紹介しました。

  • ハッチング、クロスハッチング
  • 平塗り
  • くるくる塗り
  • グラデーション
  • 重ね塗り、混色
  • 毛並み

初心者の方は難しく感じるかもしれませんが、作品を描いて経験を積んでいくうちに、徐々にコツを掴んで自然にできるようになります。

「最近上手くいかないなー」という方も、もう一度基本に戻ってみるのもいいかもしれません。

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