肩の痛みが治らない。その原因は筋肉?それとも関節・・・!?

スポーツや部活を頑張りすぎて・・・力仕事で無理をしてしまった・・・。

そんな時に肩を痛めた経験はありませんか?

いつ痛めたのか、どうして痛めたのか原因が分からなくても、なぜか肩が痛い、全然痛みが治らない・・・。

筋肉痛だと思っていたけど、いつまで経っても痛みが引かない・・・。

もしかすると肩の筋肉や関節に原因があるかも!?

ということで、ここでは『肩の痛みの原因は筋肉にあるのか関節にあるのか』というテーマで書いていきたいと思います。

肩の痛みで悩んでる方はぜひ参考にしてみて下さい。

肩の痛みの原因は筋肉【腱板損傷(けんばんそんしょう)】

その肩の痛みの原因が筋肉にある場合は、もしかすると「腱板損傷」の可能性があります。

まず肩腱板とは、肩甲骨と腕の骨をつなぎ、腕を上げたり、腕を回すときに重要な役割を果たす筋肉のことです。

棘上筋(きょくじょうきん)、棘下筋(きょくかきん)、小円筋(しょうえんきん)、肩甲下筋(けんこうかきん)の4つからなります。


  • 棘上筋(きょくじょうきん)→ 腕を横に上げるときに使う筋肉
  • 棘下筋(きょくかきん)→ 腕を外にひねったり、背中の方に動かすときに使う筋肉
  • 小円筋(しょうえんきん)→ 肩の関節を外側に回すときに使う筋肉
  • 肩甲下筋(けんこうかきん)→ 腕を内側にひねったり、胸の方に動かすときに使う筋肉

この中で傷みやすいのが棘上筋腱です。

腱板損傷というのは、これらの腱と付着する骨とが剥がれて損傷したり、断裂してしまう状態のことです。

つまり、筋が切れてしまっているということです。

若い人から高齢者までの幅広い世代に見られますが、特に40代から60代の人に多く見られます。


○原因

・急性断裂 → 重いものを持ったり、転倒したときに肩を打ったり、手をついたりすることで損傷、断裂する。

・加齢性変化 → 加齢により腱板が老化することによって損傷、断裂する。

・肩の使いすぎ → スポーツなどで、腕を上げる動作を何度も繰り返すことによって損傷、断裂する。


○症状

・腕を上げたり下げたりすることはできるが、特に肩を上げるときに強い痛みを感じる。

・腕を上げ下げするときに、「ゴリゴリ」と音がなったり、引っ掛かりがある。

・自力で腕を上げることができないことがある。

・夜寝ているときに痛みで目が覚めてしまうことがある。


○治療方法

腱は筋肉に引っ張られて、常に力が加わってしまうので腱板断裂は完全な自然治癒は期待できません。

痛みが強い場合は、鎮痛剤の内服やヒアルロン酸やステロイドの注射を行い痛みをやわらげ、損傷が軽い場合は、三角巾を使って固定したり、腱板断裂した周辺の筋肉を鍛えたり、リハビリすることで症状を改善させることができます。

それでも痛みが長引いたり、改善されない場合は、内視鏡を使って手術することもあります。

肩の痛みの原因は関節【肩関節唇損傷(かたかんせつしんそんしょう)】

次に肩の痛みの原因が関節にある場合「肩関節唇損傷」の可能性があります。

まず関節唇とは、関節の周りに付着している軟骨で、上方関節唇、前方関節唇、後方関節唇、下方関節唇に分けられます。

肩関節がぶれないように支え安定させるとともに、さまざまな衝撃から守るクッションの役割があります。

関節唇損傷は、肩関節の脱臼などでその関節唇が剥がれて損傷、断裂し、肩の深いところに痛みを感じる状態のことです。

野球やバレー、テニス、水泳などの反復して肩を使うスポーツや、ラグビーなどの強い衝撃のかかるスポーツをしている人に見られます。

○原因
肩を使いすぎたり、同じ動作の繰り返しなどの慢性的なものや、肩関節の脱臼などが原因で損傷、断裂することがあります。

また、肩を強打してしまったり、ひねったりすることで強い力が加わって起こる外傷があります。

野球では投球をしすぎたり、バレーではアタックの打ちすぎなど、ラグビーではタックルなどの強い衝撃で起こることがある。

○症状
・肩を動かした時、ある角度で痛みを感じたり、鈍い音がすることがある。

・引っ掛かるような違和感を感じることがある。

・肩が抜けそうな感覚がある。


○治療方法

一度剥がれてしまった関節唇の自然治癒は難しいですが、まず安静にして、ストレッチや筋肉のバランスを整えるなどのリハビリで症状が改善することがあります。

リハビリなどを行なっても症状が改善されない場合は、損傷、断裂した関節唇を縫い合わせる手術が必要になります。


○最後に・・・
もし腱板損傷や肩関節唇損傷を起こしていたら自然治癒は期待できませんし、自力で治すことは難しいです。

最悪の場合、手術をしなければならない可能性もあります。

なので肩に限らず、今まで感じたことのない違和感や痛みを感じたり、いつまでたっても治らない、痛みが引かないという時は、「放っておけばいつか治るだろう・・・。」という考えは捨てて、なるべく早めに専門の病院で診てもらうようにしましょう。

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